非課税で賢く資産形成をする方法

非課税で賢く資産形成をする方法

資産運用を経験したことがある人であればわかると思いますが、投資をして利益が出ると、当然ですが税金がかかります。株式投資や投資信託の売却益、配当所得に対して、所得税15.315%(復興所得税含む)と住民税5%の合計20.315%が税金として源泉徴収されます。通常は、資産運用をして利益が出ると、約20%は税金を納める必要があるわけです。ちなみに、2013年までは軽減税率が採用されていたため、資産運用にかかる税金は、利益の10%でした。せっかく利益が出たのに、2割も税金として持っていかれてしまうのは大きいですよね。しかし、金額は限定ですが、非課税で賢く資産形成をする方法があるのです。

今大注目の非課税口座

NISA(ニーサ)という言葉をご存知ですか?2014年からスタートした『小額投資非課税制度』です。NISAは、1999年に開始されたイギリスのISA制度を参考に作られました。イギリスのISA制度とは、Individual(個人)Savings(貯蓄)Account(口座)の頭文字をとり、個人の資産形成促進政策として導入されました。イギリスのISA制度を日本風にアレンジしたため、NipponのNを付けたし、NISAと名付けられました。では、具体的にNISAとはどんな制度なのか内容を見ていきましょう。

20歳以上であれば、1人1口座のみNISA口座を持つことができます。毎年120万円まで、最大5年間合計600万円NISA口座を使って投資をした場合、売却益や配当金などにかかる20.315%の税金が非課税になります。投資期間は2023年までとなります。ただし、いくつか注意点があります。毎年120万円の非課税枠がありますが、非課税枠の翌年への繰り越しはできません。そして、資産を売却した場合は、非課税枠を再利用することはできません。NISA口座での投資をシミュレーションしてみましょう。2017年に120万円、2018年に120万円、2019年に120万円、2020年に120万円、2021年に120万円の合計600万円をNISA口座で投資しました。そして、2021年の年末に投資した資産が700万円に値上がりしていたので、売却しました。この場合、100万円の利益に対する税金はゼロです。通常、100万円の利益が出れば、約20万円が税金でとられてしまいますので、非課税口座を賢く使ったほうがお得ですね!

2018年スタート、『つみたてNISA』

実は、2018年から新しい非課税口座制度がスタートします。つみたてNISAといい、上記のNISAかつみたてNISAのどちらかを選択できることになります。では、つみたてNISAの概要を見ていきましょう。非課税枠は毎年40万円最大20年間合計800万円まで、非課税で資産形成ができる制度です。運用対象商品は、上場投資信託(ETF)と株式投資信託のみが対象ということで、少し投資対象が限られます。単純に非課税枠だけを比較すると、NISAが600万円に対してつみたてNISAが800万円と、つみたてNISAが有利なように思えます。しかし、資産を途中で売却した場合は、非課税枠を再利用することができないことを思い出してください。僕が今まで金融業界で働いてきた経験則では、同じ投資商品を20年間も保有し続けているお客様はめったにいません。そうすると、つみたてNISAの最大メリットである800万円の非課税枠をフルに利用できるお客様は、めったにいないということです。投資とは、頻繁に売買するものではありませんが、ただ長く保有すればいいというものでもありません!経済は、概ね5年程度で変化していきます。経済の変化に合わせて、お金が集まる国や通貨も5年サイクル程度で変化していきます。資産形成は、経済のサイクルに合わせて、投資先を見直していく必要があります。それを証拠に、昔の日本は重厚長大産業がメインでした。しかし、現在はIT関連の企業が好調です。かつて、シャープ、東芝、東京電力といえば一流企業でした。しかし現在はどうでしょう・・・業績悪化に伴い、早期希望退職を募集したり、外資系企業に身売りしたりと、時代とともに経済は変化する一例ですね。

投資は長く持つためにやるものではない

金融庁などお堅い方々は、机上の空論だけで物事を考える癖があります。その為、投資信託の短期売却はだめだと言ったり、非課税口座の合計金額だけでつみたてNISA制度を導入したりします。しかし、投資は何のためにするのでしょうか?投資は儲けるためにやるものです!経済が変化をしたら、投資先を見直すべきですし、利益がある程度出たら、売却して利益確定をするべきです。NISAやつみたてNISAは、非課税口座です。しかし、利益に対する税金が非課税ということは、損失が出ていれば課税も非課税もありません。「つみたてNISAで20年間の非課税枠を最大限利用しようと、20年間ずっと同じ商品を保有し続けた結果、20年後に損をしていました」なんてことにならないためにも、正しいマネー教育を身につけましょう!投資は簡単ではありません。お金のプロといわれているファイナンシャルプランナーでも、実際に投資経験をしたことがない人には投資のことはわかりません。実戦を経験してこそ、本物のお金のプロになれるのです。マネージュのパーソナル・コンサルは、外資系銀行やスイスのプライベートバンクで資産運用コンサルティングを行っていた、実務経験豊富なファイナンシャルプランナーが行います。真剣にお金のことを学びたいお客様は、是非、ホームページからお問い合わせください。

 

株式会社マネージュ

代表取締役社長 渡邊一慶

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2017年09月04日