EU諸国

【EU諸国(欧州連合加盟国)】

EU諸国は、ベルギー、ブルガリア、チェコ、デンマーク、ドイツ、エストニア、アイルランド、ギリシャ、スペイン、フランス、クロアチア、イタリア、キプロス、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、ハンガリー、マルタ、オランダ、オーストリア、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、スロヴェニア、スロヴァキア、フィンランド、スウェーデン、イギリスの28カ国で構成されています。しかし、2016年のイギリス国民投票で、イギリスはEU脱退を選択し、今後、離脱手続きを開始するため、27カ国になる予定です。
今回は、EUのなかで、特に注目の高い国を紹介します。

【ドイツ】

人口:8300万人
GDP:3兆4233億ドル(米ドルベース)
GDP成長率:1.63%
政策金利:0%
通貨:ユーロ(EUR)

ドイツで4番目に大きな都市であるケルン。ケルン大聖堂を眺めながらの、ライン川クルーズは優雅な時を過ごせます。

フランクフルトでは、毎年、11月~12月にクリスマスマーケットが開催されます。世界最大級のクリスマスマーケットは、大人から子供まで楽しめます。

ドイツといえば、ドイツビール。種類も約5000種類あり、フランクフルトを食べながら美味しいビールが飲めます。

【ドイツ経済の特徴】

ドイツの特徴は、EUを代表する国であり、ユーロ全体のGDP約30%をドイツひとりで稼ぎだしています。日本同様工業国であり、ドイツ車が好きな日本人も多いと思います。更に、ECBという欧州中央銀行(European Central Bank)の本部も、ドイツのフランクフルトにあります。ユーロ圏の物価安定を目的とし、金利の上げ下げを行いながら、ヨーロッパの物価を安定させる役割を担っています。現在の欧州中央銀行トップは、ドラギ総裁です。そして、ドイツの中で一番影響力を持っているのが、メリケル首相です。メリケル首相とドラギ総裁の発言で、EURの為替相場や欧州株式相場が大きく影響されるので、注目する必要があります。

 

【フランス】

人口:6490万人
GDP:2兆4200億ドル(米ドルベース)
GDP成長率:1.4%
政策金利:0%
通貨:ユーロ(EUR)

フランスの名所といえばエッフェル塔です。ワイン片手にセーヌ川クルーズを満喫という、オシャレなフランス文化が楽しめます。

サン・マロ湾上にある修道院のモンサンミッシェル。美しすぎる修道院として、世界遺産に登録されています。日本人観光客にも大人気なスポットです。

南フランスのプロバンスにある世界最大のラベンダー畑、ヴァレンソール高原。夏の時期には、ラベンダーの香りが高原一帯に広がります。

【フランス経済の特徴】

フランスの特徴は、目を引くような数々の世界遺産やフランス料理にワインなど、観光業が中心です。しかし、経済の観点からいえば、フランスには観光業以外に特質すべき産業がありません。フランスの財政は、日本同様に弱く、EU諸国の中では決して経済は良いとは言えません。2017年に新大統領になったマクロン大統領に、今後のフランス経済の立て直しがかかっています。

 

【イタリア】

人口:6070万人
GDP:1兆8070億ドル(米ドルベース)
GDP成長率:0.84%
政策金利:0%
通貨:ユーロ(EUR)

イタリアを代表する世界遺産といえば、ローマにあるコロッセオ。西暦80年に建設された闘技場は、もうすぐ2000年の歴史が経過します。

南イタリアにある世界一美しい海岸として知られるアマルフィ海岸。地中海に面した高級リゾート地です。

【イタリア経済の特徴】

イタリアもフランスと同様に、数々の世界遺産を持った観光国であり、低いGDP成長率が示す通り、経済は盤石ではありません。イタリアには南北格差があり、北イタリアは工業が発展した比較的豊かですが、南イタリアは農業が中心の為、苦しい生活が続いています。南北問題を解決するのが、今後のイタリア経済回復のカギになると思います。

 

【スペイン】

人口:4626万人
GDP:1兆2324億ドル(米ドルベース)
GDP成長率:2.59%
政策金利:0%
通貨:ユーロ(EUR)

スペインのバルセロナにあるサグラダファミリア教会。未完の教会として、世界中の観光客が訪れる人気スポットです。

スペイン南部にあるアンダルシア地方。ザ・ロック(ジブラルタルロック)のサンセットは、神秘的で感動します。

【スペイン経済の特徴】

スペインは、不動産価格の暴落で2012年に深刻な経済危機に陥りました。しかし、現在では、GDP成長率も2.59%とEU諸国の中では比較的高い水準まで回復しています。しかしながら、スペインもフランスやイタリアと同様、財政に不安を抱えているため、観光業以外の産業を見出し、経済を立て直す必要があります。

 

【ギリシャ】

人口:1085万人
GDP:1931憶ドル(米ドルベース)
GDP成長率:2.15%
政策金利:0%
通貨:ユーロ(EUR)

ギリシャのシンボルといえば、アテネのアクロポリスの丘にあるパルテノン神殿。大理石で造られた神殿は圧巻です。

ギリシャのザキントス島にあるナヴァイオビーチ。映画『紅の豚』の舞台にもなった絶景ビーチです。

エーゲ海に囲まれたサントリーニ島は、白い建物に青い屋根が特徴的です。エーゲ海クルーズも楽しめます。

【ギリシャ経済の特徴】

ギリシャの特徴は、2010年のギリシャ危機が記憶に新しいと思います。ギリシャは、国民の4人に1人が公務員という公務員大国であり、好待遇で働いている。しかし、公務員の給料は、当然ながら国民の税金から出るため、ギリシャの財務状態は悪化していきました。観光業以外の産業がなく、税収も伸び悩んだギリシャは、IMF(国際通貨基金)から支援を受けて、何とかEU脱退を免れて、ただいま再建の道を進み始めています。現在では、GDP成長率も2%を超える水準まで高まっています。

 

【イギリス】

人口:6600万人
GDP:2兆4967億ドル(米ドルベース)
GDP成長率:2.05%
政策金利:0.25%
通貨:ポンド(GBP)

ロンドンの中心地、シティ・オブ・ロンドン。イギリスは金融業が盛んで、ロンドン証券取引所や金融センターがあり、金融の街として知られている。

イングランド北部にあるヨークシャー・デールズ。大自然が広がっていて、魅力的な観光地です。

ロンドンにある国会議事堂の時計台、ビッグ・ベン。2021年までは大修理を行うため、しばらく鐘の音を聞くことはできません。

【イギリス経済の特徴】

イギリスといえば、2016年にイギリスの国民投票でEUを脱退すると決断したBrexit問題です。元々、金融大国であったため、外資系金融機関の欧州拠点は、ロンドンに修していました。しかし、今回のBrexit問題の後、世界の金融機関は、ロンドンから撤退を発表しています。イギリスはEU諸国の中でも、GDPが2兆ドルを超える大国です。しかし、他のEU諸国と違う点は、通貨はポンドを使用しているということです。EUに加盟しながら、EURを使用していないイギリスが、ついにEU脱退を選択しました。今後のEUにどう影響が出るのか、非常に興味深いです。